播磨政経懇話会

播磨政経懇話会の10月例会で「人を動かす話術とはなにか」と題して荻野文子氏の講演がありました。
萩野氏は東進ハイスクールなどで古文を担当「マドンナ先生」として人気を集め、衛星放送などで1万人に古文を教えた経験をもとに人を引き付ける秘訣、人の心をつかむ話術について話されました。

和歌の修辞法、本歌取りを教える授業を沢田研二の勝手にしやがれ、と山口百恵のプレイバックパートⅡを例題に30人でも、100人でも、10000人でも、秀才くん、ロボットくん、元気くん、はにわくんの4つのパターンに分類し、元気くんをターゲットにして関心を引き、まったく無関心な「はにわくん」までも心をつかむ話術を紹介されました。

最後は日本文化の伝統の真髄に触れ、「言外の余剰 幽玄の世界」を語り、何にでも興味を示す「元気くん」に日本の未来があると締めくくりました。